秋の味覚 ぎんなん
今まで色々なものをぬか漬けにしてみましたが、全て家庭菜園で収穫したものを利用していました。
今回は初めて家庭菜園以外のものでぬか漬けにチャレンジです。
毎年この時期になると、とある神社に行って拾ってくるものがあります。
ぎんなんです。
しっかりとお賽銭を入れてお参りをして、落ちているぎんなんをいただいてきました。
小粒ですが50個ほどです。
相変わらずちょっと苦手な臭いがします。
早速下ごしらえ開始です。
臭いがきついので屋外で作業します。
ふるいにのせてゴム手袋をはめて、水で流しながらゴリゴリと実の柔らかい部分をつぶします。
グニャグニャとつぶれて、中の固い種が出てきます。
こんな感じに。
種に付いた実の柔らかい部分がなかなか取りきれないので、一粒一粒つまんで洗い流します。
取り除いた臭いの強い皮は、庭のそこらに捨てておくと、いつまでも臭いが残っているので、ビニール袋に入れてギュッと縛って、早めに燃えるごみに出した方がいいです。
きれいになったらキッチンペーパーで水気をふき取ります。
ここからは屋内での作業です。
ぎんなんを電子レンジでチンする準備です。
茶封筒に入れます。ゴロゴロと。3つに分けました。
レンジの中で確実にはねますので、封筒をくるりと巻いておきます。
電子レンジに入れます。
1分にセットしてレッツスターティン!
パンッ、パッ、パパンッ!
封筒の中で爆発が起きています。
1分後
加熱完了です。
とりあえず食べられる状態になりました。
1個割って試食。・・・・うーん、美味しい。
これでも充分なんですが、ここから更にぬか漬けとしての付加価値を付けていきます。
一粒一粒殻を割って、中の食べられる部分を取り出していきます。
これが結構大変。
割れ目があるものや無いもの、指で一粒づつ地味な作業を続けます。
中の柔らかい種を取り出したら、まわりに付いている薄皮をはがします。
これがまた大変。
簡単に取れるものと取れないものがあったりで、爪でカリカリしながらなんとか全て取り除きました。
30分くらいかかりました。
きれいになったツヤツヤのぎんなん。
もうこれで終わりにして食べてしまいたい。
いやいや、ぬか漬けをつくるんです!
ここでようやく登場です。
ブルックスの「かんたんぬか美人」
ぎんなんの量がそれほど多くないので、保存袋にぬか美人を20g、水25gを入れてよくもみます。
そこにぎんなん50個を入れて、さらにもみます。
ぎんなんをつぶさないように。
全体にぬかが付いたら、保存袋をくるっと巻いて、常温で置いておきます。
ブルックスの「かんたんぬか美人」は90分で漬かるので、とても便利です。
拾ってきたその日にぬか漬けぎんなんを味わうことができます。
90分後、ぬかを洗い流して、器に移します。
実食です。
先ほどチンした直後につまみ食いしたものとは違い、しょっぱさが浸みこんで、味が濃くなりました。
食感も少ししっとりとした感じになっていて、たくさん食べたくなりそうです。
でもここで大事なことをひとつ。
ぎんなんは食べすぎると毒だそうです。
個人差はあるみたいですが、今回は10個程度にしておきました。
子供だったら多い方ですが。
何日かに分けてじっくりと旬の味覚を味わっていきたいと思います。